核兵器と平和

このページは「世界平和」の内容を引き継いでいます。ここでは「平和な世界」=「戦争がない世界」としています。

界が平和になるためには、「戦争になる前に最大の恐怖心が発生するような状況が自然と生まれ、行動を縛るような世界を作るということである。」 という結論を「世界平和」で導いた。更に縛る方法として私は2種類あげた。 精神的なものと物理的力によるものである。そして前者は達成困難であることを明示し、もはや後者しかないと私は結論付けた。 そう軍事力でお互いを監視しお互いの行動を縛りあげる方法である。

はその軍事力について私は考えた。 今世界は、一部の国が核兵器という軍事力を持ってお互いの行動を縛り大きな戦争を防いでいる。 同時に核兵器を持っている国は世界のリーダーにもなっている(国際連合の常任理事国と核兵器を所有している国を比較してほしい)。 これは力のあるものが世界を支配しているとも読み取れる。この構造は人類が始まって以来何も変わっていない。ただ手段が変わっただけである。 (初めは槍や刃物だった。それが第一次世界大戦になると戦車や戦闘機に変わり、ミサイルに変わり核兵器に変わっていったのだ。次は何だろう?)

近起きた大きな戦争はアメリカとイラクが戦ったイラク戦争であろう。ここに本質があると思っている。 アメリカはイランとは友好的になろうとしていて戦争を避けようとしている。 しかしイラクとは戦争をし武力で制圧した。 その上でこのような事実がある。
「イラクは核兵器を持っていない。イランは核兵器を持っている。」
そうまさにアメリカとイランの場合は物理的力でお互いの行動を縛るという現象が起きている。しかしアメリカとイラクの場合は核兵器を持っていないことによりその現象が発生しなかった。

まり今の世界において、互いの行動を縛る物理的な力とは核兵器であるということになる。 言い換えると核兵器をもつことにより相手の行動を縛ることができるということである。 だから今核兵器を持っている国は持っていない国に対して持たせたくないのだ。(持ってしまったら自分達の行動が抑制されるから)

る人はこういうかもしれない「経済が密接に絡まった世界なら経済がお互いの行動を縛る。」と。 しかし自分は経済では縛りきれないと考えている。 例えば ここに経済が密接に絡まった2つの国A、Bがあるとする。Aの軍事力はBの100倍の強さを持っていたとする。 Aは自分達の国を豊かにしたいと思っている。しかしそのための資源が足りない。だからBから交渉で少しでも多くとりたいと思っている。 BもAに対して同じことを思っている。AとBが交渉しました。どっちも譲ろうとしません。最終的にどちらにとって都合の良い交渉結果になるだろうかを考えてみた。 自分の答えはAだと思う。その根拠はBは戦ったらAに負けるとわかっているので、何としてでも戦いは避けたいと思う。 だから戦いを避けるため無理な要求でも最終的にはのむしかなくなってしまうからだ。これが続いたらいずれBはAの植民地のような状態になってしまう。 別に仲良くAもBもすればいいのではと思うかもしれないが、例えばAとBの文化に違いがある場合そこで必ず争いが発生する。 ちょうど隣人トラブルがなくならないのと同じことである。これが国レベルになると戦争や内戦になる。



とめると、戦争のない世界をつくるには物理的力で互いの行動を縛る以外考えられない。そして今の世界の物理的力とは核兵器のことである。

つまり核兵器が今の世界で大きな戦争を防いでいるという 悲しい現実にたどり着く。

日2012年7月26日の名古屋大学北部生協の前で核兵器をなくす署名活動をしていた。 でもこれらのことを踏まえて良く考えてみてほしい。もし今この世界から核兵器が全てなくなったらどうなるだろうか。 少なくとも今成立している物理的力によるお互いの行動の縛りも同時になくなってしまう。そうしたら世界は大混乱に陥る。 その中で今まで核兵器によりその行動を縛られていた一部の国が暴走し戦争を仕掛けるかもしれない。 それにより自分の友人や家族が巻き込まれ死んでしまうかもしれない。本当に恐ろしいと思う。

して世界は核兵器に変わる別の物理的力を求めるようになり、その新たな物理的力により世界は戦争のない世界に近づくのかもしれない。 ちょうど今、核兵器により大きな戦争が防がれているように(核兵器がなくなっても別の兵器に変わるだけで本質は変わらないということである)。

れは自分の妄想だが核兵器より強力な反陽子爆弾ができたら・・・世界の核兵器は全て反陽子爆弾に置き換わるであろう。 そしたら反陽子爆弾をなくす運動が名古屋大学北部生協前でおこっているのかもしれない。







2012年7月26日 26時30分 東山の下宿にて

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