世界の人々が豊かに生活できる富は地球にない。そのため必ず富の奪い合いが起こる。人間が生まれると同時にその奪い合いがずっと続いてきた。
始めは隣の村どうしの食べ物の奪い合いだったかもしれない。人類が発展すると同時にその奪い合いは規模を広げ、小国どうしでの奪い合いにかわり、
そして大国どうしでの奪い合いに変わっていった。奪い合う上での手段は武力によるものであったり、時には情報戦であったりした。
その基本構造は今でも変わりはしない。弱い者は富を奪われ、強いものはその富で裕福になる。なぜアフリカや南米が今世界の中であんなに貧困なのか。
それは16世紀以降当時の列強と言われる国々が徹底的に搾取を行ったからだ。その富があるからこそ今それらの国々は裕福な生活がおくれている。
今の尖閣の問題も、竹島の問題も、北方領土の問題も、レベルは違えど企業の訴訟合戦も全て(本当に全て)所詮はこの範疇の中のものにすぎない。
だからこそいずれの問題からも絶対にひいてはいけない。
ひくということはつまり将来手に入れることのできる富を、自分たちのこれまでの生活を手放すということなのだから。
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